地方都市ってなんというか、あれですよね。

maroyakasa2005-11-10

東京ブロガーとか良く分からん。だって、東京生まれ東京育ちだもーん。23区じゃないから正式には違うのかもしれないけど。まぁ、そのあたりの話を見てて思ったこと。
先日「サマー/タイム/トラベラー」って小説を読んだ(面白かったです。ラノベっぽいところはあんまり好きになれんけど)。この小説の舞台が地方都市なんだが、この地方都市っていう舞台がなんだかとてもうらやましく感じられたのだ。うーん。どう、うらやましいのかうまく表現できないんだけど。
なんだろうか。箱庭感とでも言おうか。この世界の外には「何か」があって、ここは作り物の世界だという感覚。RPGにおける序盤の大陸みたいな?うまくいえん。これが単なる「田舎」だとまた別の感覚になってしまう。こっちは郷愁なんだ。郷愁もあるかもしれないけれど、それ以上のなにかがある。
地方都市。多分この「都市」がポイントなんだろう。東京というものをまねて創った模造品。模造品の持つ独特な奇妙さ?うーん。
いや、この発言の中に「大人になれば東京へ行くものである」とか「東京こそ日本の中心」っていう東京出身者のエゴイスティックな感覚があるといわれれば、多分そうなんだと思う。…っていうか、こういうのって地方都市出身者は怒るのだろうか。炎上?ひー。ごめんなさい。ごめんなさい。
いや、なんと言うか、違うのだ。単に面白そうなのだ。東京出身者にとって、地方都市というものが。地方都市の持つ独特のたたずまいが、何か心を揺さぶるのだ。うまくいえないけど。