なぜボビー・バレンタインは嫌われないか?

Meine Sache 〜マイネ・ザッヘ〜: 二人の監督
アメリカでは、千葉ロッテボビー・バレンタイン監督が激しく嫌われているという話。どうもその、優等生的な態度が嫌われているんだそうな。
で、鋭いのはこのコメントか。

アメリカでバレンタイン監督が嫌われる理由が「自分が前に出たがる優等生」ということであれば、日本でも同じタイプは嫌われるはずなのになあと思ったのですが、

これってやっぱり、《ボビー》がハンサムな白人だからなのかなあ、とも思ってしまった次第です。いってみれば“外人タレント枠”かな?
Posted by 店主29屋 at 2005年10月11日 11:02

つまり、「なぜアメリカでは嫌われるか」ではなく「なぜ日本では嫌われないか」が正しい問いなのだということ。私もこの問いの立て方が正しいのだと思う。
で、このコメントでは、それは彼が「外人タレント枠」だからとしているが、ここはちょっと違う。正確には「お雇い外国人枠」だろう。
いまだに「欧米人から進んだ○○を教えていただく」という感覚が日本人にはあるんじゃないかねぇ?

オレ様男は割とモテると思うのだが

モテないのは顔のせいじゃなくて、身に合わない自己顕示欲と僻みと甘えのせいです
の感想。
モテるための努力をしていない云々は頷けるのですが(ここについては他のエントリーでいつか書く)、非モテと自己顕示欲はどれくらい関係あるのかなぁ、と思いました。
だって「オレ様男」って結構モテてますよ?
私の知り合いにも、自分の自慢話しかしない俳優志望とか、「オレとコイツ、どっちのほうがリーダーにふさわしいと思う?」と女性陣にエラソーに質問する内定者の中心メンバー二人組など、どうしようも無い「オレ様男」がいますが、大抵モテています。
まぁ要するに自己顕示欲が強いと「頼りがいのある男」、もしくは「男的役割を引き受ける男」に見えるということなんでしょう。「天然ボケ」を装う女が男性に受けがいいというのと同じこと。
面白いのは、こういった「オレ様男」のオレ様エピソードを女性に話すと、ほとんどの女性が嫌悪の表情を浮かべるのに、こと自分の恋愛になると、そういう男性に惹かれていくという点ですな。客観視出来てない、というかそもそも恋愛に客観視なんていらねぇよ、夏。ってことか。

というかね、非モテはむしろ、自信過剰になるのがモテへの近道だと思うんですよ。「俺は優秀で頼りがいあるぞ」と。「こんないい男は他にいないぞ」と。「おめでとう、お前を俺の女にしてやるぞ」と。三代目魚武濱田成夫のノリですよ。
そこを「どーせオイラは、オタクでブサイクで童貞で短小でデートスポット知らなくてファッションセンス無くてブログでシコシコ非モテ論を書くのだけが生きがいで流行の唄も歌えないでダサいはずのこの俺〜♪」とかやってしまうからモテんのですよ。俺は。って俺かよ。
そのうえ、「そんな僕でも愛してくれますか…。(キラキラ)」と潤んだ瞳で女性を見つめ返してしまうから「私はあんたのママじゃない」とか言われるんですよ。押し倒せばいいんだよ。女なんてのは!!女は黙って俺の肉棒しゃぶれってんだ。
ふーふー。いかん。つい熱くなってしまった。まぁ、最後のレイプまがいはともかく、基本的に非モテは「雄度」が足らんのだと思うのですよ。多少は必要なのですよ。きっと。「自分の自慢をしない」とかって言うのは、ある程度の「雄度」を身に着けてからでしょうな。雄丸出しの対応と紳士的対応。この二つのバランスをうまく調整し、場面場面に合わせて使い分ける。これがモテですよ。
紳士的対応しかしなかったら、雄じゃないんですよ。だから非モテなんですよ。挙句にすぐイジケるし。俺って奴は!!
というわけで、まずは「バキ」でも読んで「雄度」をあげようと思います。