奈良小1女児殺害事件の容疑者タイーホ

新聞各紙が社説や記事内でミーガン法に触れている。以下一覧。
産経新聞

米国や英国では、地域により再犯の恐れが強い性的異常者については、顔写真や住所を公表している所もある。わが国も犯罪防止の観点から、このような制度を取り入れるかどうか、その是非を真剣に論議したい。

読売新聞

奈良市の小1女児誘拐殺人事件で逮捕された小林薫容疑者(36)には、過去に2度、幼い子どもに対する性犯罪の前歴があった。この事実は、矯正が困難な「幼児や少女に対する異常性愛」について、再犯を防ぐ手立てがない日本の司法システムの欠陥を浮き彫りにしたと言える。専門家からは、「前歴者情報を、行政や警察が共有するなど再犯を起こさせない仕組みを検討すべきだ」との指摘もあがっている。

朝日新聞

英国では、子どもを狙った性犯罪の前歴を持つ者は、地元の警察署に住所を登録するよう法律で義務づけている。再犯の恐れのある前歴者に無線標識をつけて監視する対策まで検討された。
 人権に絡む問題だけに慎重さは必要だが、子どもの人権もまた十分に擁護されなければならないのだ。
(中略)
 子どもの体と心に深い傷を残し、ときには命さえ奪うこの種の犯罪への対策に、本腰を入れなければならない。こんどの事件はそれを迫っている。

読売はミーガン法支持。産経は慎重。(!)朝日はお茶を濁している感じかな。もっと強硬な反対姿勢を示すかと思ったんだが。
この話題は賛否両論あって面白そうだ。ブログでの議論に期待大。というわけで幾つかブログを回ってきた。いくつか、参考になったものを示す。

極東ブログ: 奈良小1女児殺害事件、容疑者逮捕雑感
tatsumu.net SHOW:Megan's Law(ミーガン法)
macska dot org ネオリベラリスティックな衝動に抗して(ミーガン法 Part 4)
見えない道場本舗 - 今年総まとめ・落穂拾い拡大版  [時事]奈良事件と「ミーガン法」

児童小銃 ■ [社会] 再犯率、加害者の人権

Alice堂のWEBLOG (はじめてのWEBLOG改メ): 奈良女児誘拐殺害事件,容疑者逮捕

ミーガン法賛成のブログはもっと多かったが、その多くが感情的であったため除外した。
人権屋は邪魔するな!」なんてことを言ってるブログが多いが、そういったブログに限って感情的である。お前も人権屋とそんなに変わらんだろ。左か右かの違いだけだ。鏡に向かって吼えるな、馬鹿どもが。おっと、私まで感情的になってるな。いかんいかん。

実はこの後、自分の意見を書こうとしたものの挫折。難しいなこれ。ちょっと考えさせてくれ。