解散

というわけで解散だが、争点となっている郵政民営化がさっぱりわからんので、スゲー分かりやすくまとまっているページを誰か教えてたもーれ。

小泉首相ガリレオ演説を見て、この人に人気があるヒケツがちょっと分かった気がした。
私のような大衆は、政治家といえば「私服を肥やすことに必死な狸」的イメージを持っていると思うのだが、小泉首相はこういった局面で解散する。勝てるかどうかも分からないのにだ。そういった「計算」をかなぐり捨て「意地」を通そうとする姿が、今までの狸イメージから離れているところに好感を持つのだろう。政策として正しいかどうかは良くわからんのだけど。

ネコ耳の思い出

ちょっと前の話。私の研究科(理系)には一名、そこそこ可愛らしい女子がいた。その子はディズニー好きで、ディズニーランドで買ったグッズをいくつか研究室に持ち込んでいた。そして、そのなかにネコ耳があった(何のキャラグッズかは知らん)。
「これ何?」と私が聞くと「これはね・・・こうするの」といいながらネコ耳を装着した。おお。可愛い。萌え〜、である。しかし私を含めた周りの男子は何も言わなかった。およそ5秒間の沈黙。不思議な緊張感。彼女はその緊張感に耐えられなくなったかのように、何も言わずにネコ耳をはずした。空気がふっと弛緩して、いつもの研究室の風景に戻る。なぜか、私はほっとした。
たぶん全員が彼女のネコ耳姿を好意的に捉えていたのに違いない。空気で分かった。しかしそのことを誰もが言えなかった。おそらく、全員、どうやったら気持ち悪くなく誉められるかがわからんかったからである。このことを思い出すと、情けない気持ちになる。
さて、先日の内定者懇親会のはなし。「○○ちゃんってホントかわいいよね」などと当たり前のように爽やかに誉めまくる奴が続出。何故そんなことが出来るのだ。しかも爽やかに。仕組みが分からん。
まぁ、要するに女慣れしているということなのだが、こういった差を今後埋められるようになるとはとても思えん。
オタキングこと岡田斗司夫は、「余裕がある男というのは、女を舐めてるから余裕があるんだよ」といっていたが、余裕がなさ過ぎる我々はたぶん女を畏怖しているのだ。多分その恐怖心が「女は淫乱で、非情で、残酷で・・・」という非モテ的な主張を生み出すんだと思う。
・・・と、最近血気盛んな非モテ系ページを読んで思った。喧嘩するのは嫌なので、トラックバックしないけど。

ついでにスピッツの話

スピッツは音楽をほとんど聴かない私が珍しく好きなバンドだ。
ミスチルの歌詞に出てくる女は対等なパートナーとして描かれる。そして恋愛は人生におけるパーツのひとつでしかない。たとえ、ある女性との恋愛を歌っていても、その後ろには現実世界があるのだ。彼らは、女に余裕がある。
一方、スピッツは余裕がない。「キミと僕」の世界を強調して描き、雑多な現実世界は極力、簡略化するのがスピッツスタイルだ。そして多くの場合「キミ」はまるで女神のように描かれる。それは、対等な「恋愛」ではなく「信仰」。
そういうわけで、非モテな私はどうしてもスピッツ好きになってしまうのであった。
・・・と、書いてて思ったのだが、これってひょっとして「セカイ系」って奴なんだろうか。