言霊

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのかって本を大学の図書館で発見。語感が人の心理に与える影響について延々と考察しているわけだが、はっきりいってトンデモ本。面白すぎたのでご紹介。
この本によると「たぬき」と「きつね」だと、「きつね」のほうが目が鋭くとがり、ずるがしこいイメージがあるが、これはその語感のせいなんだそうな。キリンビバレッジのトマトジュースが売れないのも語感のせいなんだってさ。へー。それぞれの言葉を「華やかさ」「親しみやすさ」などのさまざまな要素に関してレーダーチャート化していた。ご苦労様です。
まぁ、こういうアホらしい話は大好きなので大変結構なのだが、新書で出しちゃっていいの?本気にしちゃう人いるよ?
思い出したのは、上野顕太郎という漫画家のことだ。彼はこの手のあほらしいネタが大好きで、「日本語一強そうな言葉選手権」とか「日本語一弱そうな言葉選手権」なんかを漫画内で行っていた。結果であるが、最強の言葉は「ダム」で、最弱の言葉は「ふな」であった。まぁなかなか鋭い答えだ。さっきから「ふな」より弱そうな言葉を考えてるんだが思いつかん。次点で「おふ」くらいかなぁ。「ふ」が弱いよなぁ。「へふ」とか弱いな。そんな言葉無いけど。
とにかく書店で見かけたら手に取ってください。手に取るだけだろうけど。私も結局立ち読みしただけでした。