デビルマン監督、那須博之氏死去

話題を掻っ攫ったデビルマンの監督が死去。享年53歳ですか。まだ、お若いですよね。あの作品がなければ、彼の死がここまでネットで取り上げられることもなかったわけで。そう考えると、人生って不思議なものですね。
なんだかなぁ。あれだけ馬鹿にされていたけれど、死ぬとやはり何もいえなくなりますよね。こういう人の死って、なんだか不思議な思いを抱かせます。
たけくまメモでは「典型的なサラリーマン型監督」と評されています。これからサラリーマンになろうと、就職活動真っ最中の私にとって色々と考えさせられる話ではあります。まぁ、すべての人が映画監督としての才能にあふれているわけではないわけですよ。彼もきっと才能はさして無い人だったわけです。でも、映画監督になったのには、もちろん映画への愛があったわけで。から回る愛。会社から来る訳の分からぬ依頼。足りない才能と、それに対する自覚。なんだか、切ない話ですね。
組織の歯車になりながら、どーしょもない映画を撮り続けた監督。でもそこには確かに映画への愛が…。ってなプロットなら、エド・ウッドみたいな感じに映画化出来そう。
ご冥福をお祈りいたします。