女性専用車両って差別?

世の中不思議で面白い ■男女平等は難しい(2)■女性専用車両に対する考察が面白かったので。

「男性の中には痴漢行為を働くものがいるから、男性全体を特定の車両から排除する必要がある」という理論は、「在日外国人は窃盗を働く確率が高いから、全ての在日外国人を特定の車両から排除する」という発想に繋がるものだと感じるからです。

おお。ナイス突っ込み!
ポイントは「弱者」と「権利獲得側」がどっちかということにあるんだろうね。

たとえば、女性専用車両の場合…
男:「強者」、痴漢する側、 ある車両に入る権利を制限。
女:「弱者」、痴漢される側、ある車両に入る権利を承認される。

それに対し、在日外国人の例は…
在日外国人:「弱者」、窃盗する側 、 ある車両に入る権利を制限。
日本人  :「強者」、窃盗される側、 ある車両に入る権利を承認される。

となっている。在日外国人のほうでは「弱者」が権利を制限されているために社会的反発が起こりやすいが、女性専用車両の場合「弱者」に有利に作ってあるために、容認されやすいってことだろう。

で、差別か?といったら、差別ではある。「男という生き物は○○する傾向があるから、権利を制限」というのは、「女という生き物は感情的な意見を言う傾向があるから、参政権を制限」というのとほとんど変わらないのだから。自称フェミニストであらせられる女権拡大論者は反対するだろうけどね。

ただこのレベルの問題だと、こういった平等か否かという点より、鉄道会社がそれによって儲かるか否かのほうが大事なのかもね。たとえば、巷にあふれるレディースデーってのは、女性のほうが口コミで友人を連れてくる傾向が強いという、冷静なマーケティングから来ているわけで、同様に「女性専用車両」の導入が客を増大させることが出来るというなら、いいのかもしれん。
「痴漢がいやだから電車を利用しない」という女性はどれくらいいるのだろうか。主に朝だろうから、ほとんど会社勤めでそんなにいるとは思えないのだが…。痴漢対策の運営コスト削減っていうのも考えられるな。どれくらい削減できるんだろうか。

まぁ、どーせ、「周りに流されてなんとなく導入」ってのが本当の動機だろうけどさ。