みんな、シューマッハ

内定者同志の集まりで気がついたのだが、既に内定者の中でヒエラルキーが出来つつある。そして私はどうやら、その中で下位に属しているようだ。ええーっ。
だって、凄いパシらされてるからね。しかも感謝の言葉もなし。なんなんだ、あれは。あまりに腹が立ったので、色々と地味で苦痛な作業をあえて行いまくってやった(この復讐の仕方も良く考えると意味不明だ)。俺がもっとモテなら「maroyakasaさんって常に気を回していてステキ」とかなるんだろうが、全然ですよ。俺は男としてカウントしてねーのな。俺の地味な活躍をビデオにまとめて女全員に送ったろかい。・・・話題がそれて愚痴になってきたので、閑話休題
ま、とにかくそんな中で気がついたのだが、どうも今まで私が経験してきたものとは違う、社会のルールがあるようなのだ。そしてそのルールを理解していないとモテないし、ヒエラルキー上位に入ることが出来ないようなのである。
それは一口で言うと、「女=権力」というルールだ。
私はてっきり、何らかの方法でヒエラルキーが出来上がり、そしてその上位がモテるというのがモテ構造だと思い込んでいたのだが、逆だった。いかに、価値ある(=カワイイ)女を自分の支配下におけるか、その人数で男の価値が決定しているのだ。(ちなみに女のヒエラルキーは、男から価値があると認定される度合いで決定される)
彼らの活動を観察していると、女性をキチンと誉め倒し、常に気を配っている(ちなみに男の俺には配る気などないらしい)。他愛もない話題で場を盛り上げ、女の子の心をつかむ。他の男は話の具に過ぎない。女をゲットするために全身全霊を彼らは注いでいたのだ!
私は、男子校、理系の大学という獣道をこれまで歩んできたので、こういったルールが適用されていることを知らなかった。私にだって、一応、女性対応マニュアルはあるし、実践もしているが、ここまで徹底的にやらなければならなかったとは。そりゃ、負け続けるわ。気合の入れ方が違う。彼らはモテるための最短距離を常に探していたのだ。
しかもこういったことは、本人たちは当たり前だと思っているようで、それがまた凄い。
よく女性に「お前はオスとしての闘争本能が足りない」といわれるのだが、こういうことだったのか。やっと理解できたよ。
こうしたルールをキチンと把握し、セックスへの最短コースを常に考えなければ、たとえ、服装をある程度ちゃんとしたところで、モテることは出来なかったのだ。そして、どうやらそれは言うまでもない常識であったようなのだ。
考え得る最高を常に行う。 by ミハエル・シューマッハ
そう、みんなシューマッハだった。そして私はその横をキコキコ、ママチャリで走っていた。どうもシャンパンシャワーがあびれないと思ったら、そういうことだったのか。