毒はどこ行った?

残虐ゲーム規制、吠える石原都知事
タイトルだけ懐かしのあの日を振り返る日記 - オフサイドトラップ 見える「恐怖」は取り締まらないの?経由で知った。
暴力的なゲーム(場合によってはアニメ、コミックも)が現実の犯罪を引き起こしているという主張はよく見かけるし、それへの反論も同様によく見る。私も反対。
まぁ、今回それは置いておいて。以前から思っていたことを。
石原慎太郎は作家なわけだけど、「文学」をしている作家としてゲームやらアニメやらコミックに嫉妬心は無いんだろうか。
彼は、ゲーム(やらアニメやらコミック)が犯罪を助長していると考えている。そして「文学」は犯罪を助長していないとしているわけだ。
私が思うに、それって今の「文学」にパワーがないってことを意味しているのではないのかね?私は「文学」ってもんがなんなのかは良くわかっていないけれど、恐らくそれは「イイ子ちゃんのための教養読本」なんかではなく、「毒も含んだ厄介なシロモノ」だったんじゃなかったっけ?犯罪を助長してナンボの。
そんなわけで、退屈なゲームなんか吹っ飛ばすくらい「毒てんこもり」な小説を書くのが作家としての石原さんの勤めなんじゃないんですかね。