小飼さんの言ってることが良くわかんない。はあちゅうバージョン。

あーあ。勢いあまって書いちゃった。しーらない。しーらない。書いちゃったら出すしかないよね。何番煎じだか知らないけど。
えーと、小飼さんにおかれましては、笑って済ませていたきたく存じます。

ねえ、

NHKが可及的速やかに、しなきゃいけないことはなんだと思う?
私は絶対教育改革だと思う。

この間、取材してきたNHK記者が

また、取材に対しての報酬は、申し訳ございませんが、ご容赦ください。
公共放送だから無報酬というわけではありません。
今回の「NHKスペシャル」は報道番組であり、金銭を対価に撮影させていただいたり、インタビューさせていただくことは、できないのです。
たとえ堀江さんに拘置所内でインタビューができるとしても、金銭を払うことが条件ならば、お断りします。

って言ってるのを見て、

「は?」って思った。
もしあれが私の子供だったら、末代までの恥。

世の中には無償でしてもよい取材と、取材協力費がでるべき取材があって、
この取材は後者のカテゴりーに属するでしょ。

報道とは、実は罪深い行為だと私は思っている。取材対象や取材者の意図とは裏腹に、報道されることで世の中は確かに「変わる」。報道にはそういった「原罪」がある。それを自覚していないからそんな質問出てくんだろうね。
確かに私は制作に関しては素人であるけどさ。

しかしTVの「被写体」としての経験であれば、この記者殿の比ではない。この記者殿は地下鉄で見知らぬ人から写メされたことがあるのだろうか。はじめて行った出張先で珍獣扱いされたことがあるのだろうか。それがどれだけ大変なことか知ってたら、
そんな要求できなくない?

そういう低レベルなことをぼやいてる奴らをまとめて、手術室に行かせるべきだと思った。向こうも迷惑だろうけど、頭下げて勉強させてもらいに行くべき。
「診断の邪魔になるので麻酔は一切使いません」と言われたらあなたは手術を承諾するだろうか?私の言う「報酬」とは、この麻酔に相当する。全身麻酔が必要な場合もあるだろうし、鎮静剤程度でよい場合もあるだろう。この場合「正確な診断」と「患者の福祉」とどちらが大切なのか。
麻酔なしで手術される患者を目の当たりにしたら、

誤解しないでいただきたいのですが、寝室の作業場所を撮影しないことなど、すでにあなたの条件に応じていることもあります

なんて言えなくなるはず。

こういう感覚を持った記者がいること自体間違ってるよ。


NHK、なんか最近情けなくない?
この間、NHKの記者が

また、申し訳ございませんが、私がコンピューターやネットについて素人なように、あなたはテレビの取材、制作については素人です。
軽々しく、私たちの現場や仕事について指摘することはおやめください。

って言ってて、

「終わってるな」と思ったんだけど。
NHKの記者がそんなこと言う時代?

ネットでブログを読んでいたとき、R30氏が
「最近のマスコミはジャーナリストの三大義務である公正中立、客観的、謙虚のどれも満たしてないからウジ虫以下だ」
って言ってて、すごい説得力あった。

NHKの記者っていうのは、「報道というのは取材対象がいてはじめて成り立つのに、報酬を受け取るのは取材する側だけ」っていう感覚が根底にある気がする。NHKの記者をよく知らないから全否定は出来ないけど、

マスコミがこのまま軟弱化して、「取材対象には取材協力費をださずに行きましょう」
ってなったら、ジャーナリズムは滅びることだけは確か。
そもそも、取材協力費程度で媚びを売る気になるほど「安くない」のが私なのに。

「疑う姿勢」が落ちてる!!
「疑う姿勢」を上げる教育が必要不可欠だと思われ。

ていうか、「なんで取材対象が円滑に取材を受けられるようある程度便宜を計ることはむしろ報道の内容の充実にとってプラスになるのか?」
って考えたんだけど、私なりの推測は、「100%客観的な報道がありえないから」。

量子力学という極小の場をもって、電子をぶつけて、
いっぺん観測したら、
観測対象に影響を及ぼすのが本来の不確定性原理の姿だと私は思うのね。

取材という行為はそれに似ているじゃない?

鎖国の日本では、ジャングルの奥地に出たり未開の部族と交流しないと、調査対象の未開の部族からもまた観察されているなんて意識しないけど。

だからこそ、記者はもっと「原罪」に目を向けなきゃ。
NHKにひきこもってないでさ。

で、記者の取材協力費をあげるにはマスコミから変えていくべきじゃないかと。

「報酬」っていうものは実体が掴めないから、結局は取材対象への取材協力費が「報酬」になるんだと思うの。

で、それらを「振り込む」ことが出来ないなら、NHKが絶対悪い。NHKと民放連と新聞社が悪い!
「報酬」がないと、取材を受ける気は上がらないから、「報酬」のないこの取材は簡単に辞退されちゃうであろう。

マスコミを徹底改革して、記者には常識を叩き込むべきだと思う。

記者の「条件に応じている」発言は、間違ってる。
あれはPowerBookの本体とフタの格差を広げ、中身まであらいざらいされるだけ。

個人的には、アメリカに「敵である」と宣言された国々の人々の気持ちが、少しだけわかったので、これだけ怖い思いをしたのは始めてである。(アメリカについてはまた別エントリーでかくかも。)まあアメリカに「敵である」と宣言された国々は国家体制が悪いから、それを生かせてないけど。あの国々はいろいろなもののバランスが悪すぎる。でも、人材の宝庫ではある。

ていうかここまで思いつくままに書いてきたけど、何が言いたいのかよくわからなくなってきた…。

いろんな方向に飛びすぎ。書きたいことが多すぎて。

つまりまあ、まとめると、

私はマスコミ改革に興味があるよ って書こうとして、途中でいろんな問題にすりかわっちゃった…? 盛り込みすぎた感が否めない。

書いてて思ったけど、私の意見って、世間知らずで勉強不足の意見だと思うのね。(しかも、まとまってないし。)

でも大事なのは問題意識があるか、意見を持てるか、表明できるかってことな気がする。

finalvent先生が、『「量子力学では、観測という行為そのものが観測対象に影響を及ぼすことに注目し、その結果が不確定性定理として結実したが」……んなぁ。』 って嘆いてた。こんなの、他国ではないってさ。

意見を言えないはてなブックマーカーが増えたっていうのも、教育に問題があると思う。
では肝心の、どこをどう直したいのかということは、また別のときにでも書こうと思う。
そういえば「踊る新聞屋」の取材が終わってないのを思い出した。
そして明日は早起きしなきゃいけないことも。