SNSとニュース

報道ビジネス研究会:SNSとニュースの組み合わせというエントリーを今更ながら読む。

読んだニュースを「非常に役に立った」から「まったく役に立たなかった」まで5段階評価していき、何百本かニュースを読めば、どの分野のニュースに興味があるのか、というプロフィールができあがる。プロフィールの内容が近い人同士は、同じような分野に関心があるということで、横のつながりができる。横のつながりを通じた議論や情報交換が活発になる。オピニオンリーダー的な存在の人が現れてくる。ニュースはその人を通じて入手するのが、もっとも効率よくなる・・・という具合。

面白い話で、ちと感動。ただ、これを既存の報道機関がやるのは少し難しいのでは?
新聞やTVは、みんなが関心ありそうなニュースを配信するのが仕事だ。しかしそれでは、上のようにコミュニティを作ろうとしても、セグメントがでかすぎて、不完全なものにしかならないのではないだろうか。きっちりコミュニティを形成させるには、もっとニッチな情報まで配信する必要がある。最終的に細かく分かれたコミュニティにターゲット広告をするつもりなら、なおさらだ。
つまり、あらゆるニッチな情報までも網羅するような報道機関が必要なのである。あらゆるニッチな情報までも網羅するような報道機関。それはネットそれ自身しかないだろう。
たとえば、どんなブログのどんなエントリーを読み、良いと感じているか。そういった情報を元に上のような区分けを行ったほうがより良いのではないだろうか。これならば、ベンチャーでも出来そうだが。どうでしょう?