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ネットは新聞を殺すのかblogより。
おお、えらいぞ!神奈川新聞。カナロコがんばれ。

カナロコ編集部・スタッフブログによれば、まだTrackBackとコメントは閉じているとのこと。

 現在、このニュースでは「コメント」「トラックバック」の機能は閉じています。「お試し版」として検索、カテゴリーなどの機能に訪問者になじんでもらうのがひとつの狙いです。もうひとつ、本音を明かせば、ネットの世界で話題になる「荒らし」や「煽り」があったらどうしようとおびえたからでもあります。

「おびえてる」とはっきり明言していることに好感がもてますなぁ。親近感がわきますなぁ。こういう親近感こそマスコミに必要なものなんじゃないのかな。

思い出したのが、オタキングこと岡田斗司夫の書いた本で「ぼくたちの洗脳社会」って本のことだ。トフラーの第3の波を分かりやすく解説し、さらに彼の独自色を加えた本であった。(この本は私みたいな馬鹿でも読めるので、読んどけ読んどけ。)
その中で「これからの企業に重要なのは『洗脳力』だ!」という主張があった。洗脳力というのは、まぁいわゆるAppleとかディズニーランドが持っているいわゆる「ブランドイメージ」って奴だ。(今、確認したら本にはSONYも入っていた。でもSONYPSPとかで洗脳力は地に落ちたな)岡田は、これからの消費行動は「自分が賛同する企業やグループ・個人を応援するためになされることが多くなる」と予言する。
フツーの人が、自由に商品やニュースを批評できる現代。ありとあらゆるもののメッキが、つい今までメッキをはがし続けていたマスコミも含めて、はがれる現代。そんな中で重要なのは如何に表面を取り繕うかではなく、真摯な対応で如何に人に好感を与え、支持されるように振舞えるか、なのではないだろうか。っつーことだわな。
トラックバックやコメントなんていう参加型のマスコミのほうが既存のマスコミより明らかに好感度は高い。なにしろ、僕らの声も聞いてくれるんだから。そして、正直で真面目な(少なくともそう見えるような)対応。それこそが強い「洗脳力」を生み出すってわけだ。
実際、私、神奈川県民でもないのにカナロコ応援してるもん。すでに。きゃー。がんばってぇぇ〜。
もちろん、せっかくがんばって築き上げた信頼が、ちょっとしたことで即、砕け散るのもこの時代。きっとカナロコもそういうことがあるでしょう。共同通信のブログにトラックバックが殺到したときのようなことが。しかし、そういうときこそ、如何に謝罪し、信頼を取り戻すか。好感度を下げないようにするか。そういう能力が問われるのです。
最終的には、きっと好感度が高いブログの書き方、なんてノウハウが企業に必要な時代がやってくると思います。まぁとりあえず、今後のカナロコの動向を注視しとくとしましょう。