ヨーロッパの美術館でエロい気分になってみた。

maroyakasa2006-03-14

旅行から帰ってきたよ。ヨーロッパのほうに行って来ました。ヨーロッパはすんげぇ美術館やら、カッコイイ教会がウジャウジャあって、おもしろいですね。


実は、美術館って、どう楽しんだらいいんだかイマイチ良く分からなかったんですよ。
もちろん、上手な絵や、精巧な彫像をみれば「凄いなぁ」とは多少思うけれども、楽しみ方が、味わい方がよく分からない。結局、私のような美術オンチでも知っているような有名どころをみて「おー、これ、教科書でみたことあんなぁ」と感心するだけになってしまってたわけです。有名画でオリエンテーリングしているような感じ。


しかし、旅行の前に出かけた秋葉原で、フィギュアを眺めてて、ふと思ったんですよ。「こういうフィギュアだと純粋に見て楽しめるのに、何故、美術館の彫刻だとそれができてないのだ!」と。
そもそも、ルーブル美術館なんかで展示している古代の彫刻やら宗教画なんてもんは、金持ちの道楽のためか、信者へのこけおどしのために作られているわけで。そんなもんがムツカシイわけないんですよ。要するに今のフィギュアとか、アニメ、マンガの画集なんてもんと、あんま変わらんのじゃないか。
それなのに、私はこれまで、「美術館にあるんだから、なんか良くわからないけど、芸術的なものに違いない。芸術的ってのは、その…。ほら、人間のぉ内面のぉ真実ぅ?とか?もしくは、自然とぉ人間のぉ調和ぁ?とかぁ?…まぁなんだか分からんがそういう高尚な何かがこう、ずっばばーんと滲み出ていてだな。それを感じねばならんのだ!それが芸術鑑賞だ!」と、思い込んでいただけなんじゃないかと。


まぁ、こういった仮説を立てまして、今回ルーブル美術館で検証してまいりました。つまり、彫刻は「これは秋葉原にあるフィギュアだ!」絵画は「これは秋葉原にあるアニメ画だ!」と思い込んで鑑賞するという方法を取ったわけです。


基本的に、古代とか中世の彫像ってのは見てて2種類あるみたい。カッコイイ奴とエロイ奴。ほら。フィギュアと一緒だ。で、それを楽しむ。これ、結構面白いんですよ。特にエロイ彫刻がお気に入り。
「この女神像はもっとオッパイがでかいほうがエロイなぁ。腹の出方はちょうどいいけど。」とか「おー。この瀕死の美少年はエロイ。このケツの部分の、このプリッとした曲線!そしてこの苦悶の表情!すっと通った鼻筋の奥にほんの少しだけ刻まれた眉間の皺!エロイっ!」とか。ネットで白人女性のエロ画像を鑑賞しているときに近い感覚。
カッコイイのは、オヤジ系の彫刻ですね。この皺がっ!髭がっ!禿げがっ!筋肉がっ!


絵画のほうもエロははっきり楽しめるんですよね。とくに宗教画における天使ってのは、「萌え」を感じる気がする。天使萌え〜。マリア様も相当エロイね。あの女はエロイよ。俺にはわかる。
しかし、肖像画はイマイチわかんない。何あれ。エロくないし、カッコよくもないし。ただの家族写真じゃん。他人の俺がみても面白くないっての。まぁ、たまーに、王様のアホ面がいい塩梅に出てて、面白いのもあったが。


というわけで、彫像に関しては、もっと精進すれば、本気でオカズにできるレベルまで達することができそう。絵画の楽しみ方はちょっと研究の必要アリってところか。
これが、今回の旅行、最大の収穫のひとつ。さぁ、みんなもミロのビーナスでエレクトだ!